「ノート003(その3)」
 ベースフィギュアシリーズ設計図
〜第3稿(1998年後半頃)〜

記述者  まきの たろう
 
DATE 2002/03/24
 
 
第三稿設計図
<左:正面図(Type1)、右:正面図(Type2)>


 第二稿の項に書きましたが、1998年後半頃のタラ〜としていた
ときにCADを導入して描いた設計図です。
 CADのほうが可動部を回転させたりできるので、手書きより便利ですが、
今のところ(2002年3月現在)、最終的に立体作製中に可動部のすりあわせを
しているので、手描きの図面を元にしてもあまり変わらないので、描く時間が
かかる分、CADのほうが手間なので最近ではまったくCADを使っていません…。
 
 この計画での特徴は腹−腰部の二重関節で、ウエストの動きを魅力的に
なるようにしようと試みています。既存の人形にない関節形態をとることで
どのような動きになるのか?という興味と期待があったのですが、結論としては
あまり変わり映えがなく、機構が複雑になったデメリットだけが残った
ようになってしまい、この関節形態は以後断念しています。  
 今見ると、ベースフィギュア/slenderの腹部のパーツの内側にある、関節カバー
と反対の構造になっているように見え、断念はしましたが、第3稿のこの形状は
他の可動部への転用も含めた再検討・研究をしてもいいかも?と思っています。
 
 この図面は腰の二重関節以外、構造については今までの設計の継承などが主で
特に見るべきところはなく、そのせいか、手足の構造に至ってはかなり大雑把に
描いてあります。一応28cmサイズで設計してあり、Type1がリアルタイプ、
Type2が構造概念版といった感じになっています。あとは、市販のボールジョイント
を使用することを前提にして設計しています。
 
第3稿<肩可動図>
 
 肩関節を動かしたときに、見た目に違和感がないかチェックするための 図面です。
 
 このようなチェックに、CADはかなり役立ちます。
 

第3稿<胴体可動側面図>

 
 
 前屈させた状態の可動のチェックのための図面です。
 第1稿からの伝統で、この頃もどうしても人形にカカト落しのポーズをさせたかったので、 そのため、かがむ動きを重要視しており、背中をそらす動きの図は描いていないのですが、 かがんだ図だけは描いています。
 胴体の3つの関節は、すべてボールジョイントを使用しています。
 図のような胴体をかがめた状態では、腹部と腰部の背中部分が開いてしまい、 使用上(ぴったりとした服などの着衣など)も見た目にもあまり良いとはいえない ないように思いますが、この問題を完全に解決することはなかなか難しいです。
 
 可動位置を固定する形式の関節(ボールジョイントなど)だと、どうしても こういった状況になりやすいようです。
 
 …っていうか、真ん中の関節ほとんど曲がってない……。
 

第3稿<肩−胴体−股関節可動図>

 
 
 上2枚の図面と同じく、この図も可動のチェックのための図面です。
 ベースフィギュア/slenderではこの動きは到底無理ですが、 この図をじっと見ていると、いつかはトンデモナク動いて美しいという 人形を作ってみたいと、アツキ野望が再燃しそうで怖いです。
 
 …ってそんな野望今思いついたです。
 
      (格闘ボディ設計図〜99年−2000年前半〜へつづく)